ピックアップソーシャルプロジェクト

シミンの「ジリツ」を支援するシミンズシーズ

シミンズシーズでの働き方
求めるスタッフ像
 シミンズシーズのスタッフは「自分たち自身が自律した人である」ということを大事にしています。自分自身で課題を見つけて解決していける、仕事をつくっていけるような人であることを重視しているといいます。

 

人材育成としての工夫
シーズ家家族会議

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 月に一度の施設休館日にスタッフ全員が集まり全体会議を行います。その全体会議を「シーズ家家族会議」と呼んでいます。会議では、それぞれのスタッフが受け持つプロジェクトの進捗状況の確認や、ワークショップを実施する等、情報の共有やコミュニケーションを取れる場をつくっています。スタッフ同士が家族のように温かく真剣に向き合あう月に一度の機会です。

勉強会・研修18キップ

 正職員のスタッフは週に1度「スキルアップ勉強会」をしています。自分たちがその都度具体的なスキルとして学んだほうがいいことを話し合い、お互いに教え合います。また、社外への研修の希望があれば「研修18キップ」制度を使うことができます。これは社外研修のための費用や交通費を負担してくれる制度です。

クレドの共有

 組織としての行動指針を示すクレドがシミンズシーズにもあります。クレドには「受け入れ力」「巻き込み力」「共感力」「高まり力」「想像力」という5つの力が示されており、スタッフはこれらの力を備える人でありたいとしています。中でも特に重視されているのが「高まり力」。これは「成長し続けられる人」という意味で、研修という機会が与えられたときだけではなく、常に自分自身でアンテナを張って成長していくことを意識しています。

 以前はもともとの理念や唱和の文章などもありましたが、スタッフにとってどこか他人ごとで、それを「自分ごと」としてとらえるために、話し合いを重ねクレドの作成を行いました。一方的に作るのではなくスタッフが自分たちで考えて作り上げていくということを大切にしています。

給与体系や手当の工夫
自分たちで給与を決める「ジリツ給」

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 シミンズシーズのスタッフの給与は「ジリツ給」という給与体系により決まります。
 スタッフ自身が「自分たちをここで評価して欲しい」という項目をつくり、それを上司や部下が評価し合い、給与を決定します。給与査定のためだけではなく、自分自身が成長するために目標決め、どんな人間になりたいかを考えるきっかけづくりになっています。

 項目を決める際には評価の尺度が均質になるように気を付け、また給与が高くなったときや、フリーとして活動する機会が増えたときなど、調整を繰り返しながら、通常の年功序列制や能力給ではなく、NPOらしいシミンズシーズに合った給与体系を作っています。

おもしろいネーミングの各種手当

 シミンズシーズでは残業手当や通勤手当などの一般的なものの他にさまざまな手当てが用意されています。
子育てをするスタッフを応援するための、ミルク手当(乳児)、オムツ手当(幼児)、ランドセル手当(小学生)、ニキビ手当(中学生)があります。また、家族に要介護者がいるスタッフにはケア手当やパラリン手当がつきます。

 ライフスタイルに関係なく対象となる、サイコロ手当というものもあります。サイコロを振って出た目によって手当がつくものです。このように働きやすい職場づくりのため工夫、仕事が楽しくなる工夫を取り入れています。

いずれ自立していけるように

 現在では随時スタッフを増やしていき、法人としてできるだけ多くのことをしようとしています。スタッフはみんなそれぞれの想いを持って九州や北陸、京都などの遠隔地からシミンズシーズに入職してきます。一定の年数が経って卒業し、いずれ地元でシミンズシーズのような社会貢献活動をしたいと思っている方が多いといいます。