ピックアップソーシャルプロジェクト

いえしまコンシェルジュ

連携から生まれたプロジェクト
お土産の企画・商品化

 兵庫県と公益社団法人兵庫県青少年本部が共同で主催する「ふるさとづくり青年隊」の事業にいえしまコンシェルジュも参加しました。この事業の目的は若者が地域活性化や課題解決に取り組み、地域づくりの核となる人材を育てることにあります。家島での取り組みにも島内・外の若者合計10名が集まりました。

 家島の課題は「観光客が増加しているものの、特色のあるお土産が少ない」ということから、新たなお土産の企画から商品化、販売までを実施しました。

 出来上がったお土産は「家島てぬぐい」。家島の魅力をモチーフにしてデザインされたお洒落な手ぬぐいです。島内外の若者の視点で家島の魅力を再発見し、整理したことでこの手ぬぐいは生まれたといいます。今後も新しいお土産の制作や、販売拡大に向けての取り組みに期待できそうです。

大学・法人との連携プロジェクト

 兵庫県立大学環境人間学部の地域連携包括センター(兵庫県姫路市)とさまざまなプロジェクトを共同で行っています。家島の天然塩を使ったハーブソルトの開発や、家島諸島のひとつである男鹿島(たんがじま)での空き家再生プロジェクトなどの取り組みがあります。

 いえしまコンシェルジュとして働く前から空き家再生に大きな興味を抱いていた中西さんは、ようやく長年構想していた空き家をゲストハウスとして活用するプロジェクトを始動することとなりました。男鹿島で使わなくなった空旅館で何かしないかと声を掛けられた中西さんは、いえしまコンシェルジュとしての活動が実績として認められたと感じたといいます。

 現在はまだ環境整備の段階で、周辺の草抜きや掃除などを学生と協働で行っています。今後は大阪建築士会のメンバーに協力してもらい、改修方法や建築技術などの指導についてもらいます。

 このゲストハウスは、高校中退者などの支援活動に取り組む団体やフリースクールとの連携により、子どもたちの体験学習の場としての利用も予定しています。
 島の人々の働き方や暮らし方は、「生きる」というシンプルな部分に行きつきます。複雑なことは考えず、例えば漁師なら「魚を取って、食べる。余ったら売る」このように非常にシンプルです。都会では子供たちにとって多くの影響があり、余計な知識や考え方により、この時代に対応しきれない子供たちが増えてきています。そういった子供たちの居場所のひとつとして、この男鹿島のゲストハウスを活用したいと考えています。ここで生活をし、島内の人出が足りていないところに働きに行き、体を動かすことで気づくことがあるかもしれません。「この家島で新しい人生をスタートするきっかけを作って欲しいと思っています。」と中西さんは言います。