ピックアップソーシャルプロジェクト

エクスクラメーション・スタイル

エクスクラメーション・スタイル設立の経緯
障がいのある人たちが日々「楽しく」仕事ができるよう、
さまざまな仕事を提供し続ける

 
エクスクラメーション・スタイルの強みは「デザイン」。ひとりひとりの能力を最大限に引き出しながら制作された、お洒落な商品は2010年のグッドデザイン賞を受賞し、全国の雑貨店や高感度な商品を扱うことで定評のある神戸の通販会社フェリシモで流通されています。
 沢山の商品が雑貨店の棚に陳列されるようなるにつれ、「障がい」という偏見に満ちた言葉の意味を考え直す人が増えているように感じます。

福祉の世界に限界を感じて
デザインの力で福祉をよりよいものにしたい

理事 秋保行宏さん

 特定非営利活動法人!-style (エクスクラメーション・スタイル)の設立2006年以前、当時のオープニングメンバーは、京都市内の福祉の世界で働いていましたが、そのころ、「福祉施設で作った商品はなぜバザーでしか売られないのか、もっと評価されていいものも多いのに」という疑問を抱えていました。『福祉施設でのものづくりの中には「デザイン」という考え方が欠けている。技術もあり、いいものを作れる土台はあるのに、出来上がったものには「欲しいな」と思えるものがない。せっかく一生懸命やった仕事なのにもったいない』と秋保さんは当時を語ってくれました。
 一般の方が使いたいと思うようなものをデザインし、それを福祉施設でのものづくりにする。デザインで福祉と社会をつなごうと、同じ思いを持った福祉業界ではたらく人たちが集まり、当時まだ福祉施設が少なかった八幡市で新しい事業所を立ち上げました。そして、2006年11月に特定非営利活動法人エクスクラメーション・スタイルの設立に至りました。法人名には様々な気づきや、驚きを創り出す場所という想いをこめて「!(エクスクラメーション)」を使いました。設立から8年間の活動を経て、現在ではグループ全体で8事業所の運営を行っています。

力を最大限に引き出す
障がいのある人たちが輝ける場所を作り出す

!-factoryロビーの様子

 エクスクラメーション・スタイルが運営する作業所!-factory(エクスクラメーション・ファクトリー)では、ここで働く障がいのある利用者を「クルー」と呼んでいます。船の乗組員のように、クルーたちそれぞれの得意を生かして、!-factoryという一隻の船を動かしているという考えからそう呼ぶようになったといいます。障がいのあるほとんどの人が真面目にこつこつと仕事をしますが、その力をもっと生かすことができるといった状況にありました。その問題は、支援環境にあったといいます。