ピックアップソーシャルプロジェクト

オルタナティブビレッジプロジェクト

現在の実績と今後の展望

代表山口さんの想い

 「コーディネータ¬ーとして不和が生じないように調整し、同じ想いを持った人たちと共に活動していくことが自分の役割だと思っています。多くの人が集まるとその関わりは複雑になっていきますが、それを乗り越えてなにか一つの形になれば嬉しいです。第一期のムラノマのメンバーが全員、NPOの会員になってくれたことで、少しずつですが形になってきていると感じています。」と山口さんは語ります。

 山口さんはサラリーマン時代こういった興味がある分野について話し合える仲間が周りにいなかったといいます。しかし、現在は多くの同じ想いを持つ仲間に囲まれ、「共に活動する喜び」というのを感じています。

 また、NPOとしての運営に苦労することもしばしばあるそうです。NPOの特性上、モチベーションの維持やビジョンの共有などを経て、活動を持続させていく必要があります。参加メンバーそれぞれに時間の制限などがあり、物事を一つの方向に進めていくということに難しさを感じます。

 「僕もいまだに失敗したり、うまくいかないところもたくさんあります。しかし、その失敗を通して、自分自身が1人でできることは少ないと改めて気づきました。仲間と一緒にやることで新たな学びや気づきがあり、支えあうこともできます。コミュニティとして進めていく上で必要な事を身に着け、スムーズな運営を目指したいです。」

今後の展望

 将来的にはヤマノマ、ウミノマ、シマノマ、ホシノマ(笑)など、そこに集う人や場所に応じたコミュニティを創りたいと山口さんは考えています。空き農地や空き家は全国各地にあり、その問題が深刻化している中、その場所に付加価値をつけて甦らせるなど、様々な可能性や選択肢をこれからも提案していきたいといいます。

 『今までの過程において、様々な活動が人との自然なつながりの中から生まれているので、「何年までにいくつの拠点をもつ」という宣言はせずに、無理なく自然な流れでできるのが良いと思っています。時が熟すのを待ちながら、楽しみながら進めたいです。』

幸せのカタチを提案していきたい
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 山口さんが、そもそもオルタナティブビレッジを始めたのは、「幸せってなんだろう?」と考えたことからでした。環境にも身体にもやさしい自然栽培で作ったものを食べ、それを子供も食べる、オルタナティブ教育を実践する、といったひとつひとつ自分が幸せに感じることを自問自答していったそうです。幸せに感じることは1人1人異なるかもしれませんが、集まる人や場所に応じて、持続可能な次世代に残しても恥ずかしくないコミュニティのカタチを皆で考えながら各地に創って、ネットワーク化していくことを目標としています。

 現在は主に食や農、教育に関する活動に取り組んでいますが、将来的には地域経済や地域通貨、自然エネルギーや、医療など、暮らし全般に関わっていくことが理想です。全部をひっくるめて、そこに集う1人1人が自ら考え、納得のいくコミュニティを皆でワイワイ言いながら創っていけるといいですね。