ピックアップソーシャルプロジェクト

オルタナティブビレッジプロジェクト

4.里山拠点やシェアハウスの活動
サトノワの活動
プログラム内容
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 サトノワでの活動は大人とこどもそれぞれのプログラムに分かれています。大人には食や農、教育についての講座と、農業体験などの実習を行います。その間に、こどもは豊かな里山や自然の中で、のら遊びや自然遊びをして好奇心や創造性を育みます。このようにこどもと大人が里山を通じて交流することで緩やかなコミュニティを創ることを目的としています。

 また、大人がまずは自由になり、柔軟な考えを持てるようになれば、社会はもっと変わっていくのではないかという想いを込めた活動でもあります。家庭や社会環境に携わる大人が変わらないことには、こどもに変化を生じさせることは難しいのではないかという考えを基にサトノワは企画されました。

 サトノワは半期ごとのプログラム構成となっており、現在の一期目の参加者は約15組となりました。また、ムラノマと違い、単発での参加も受け付けているため、参加しやすい仕組みになっています。今後は、活動場所をより本格的な里山に移していくなど、ムラノマのような拠点という感覚をもちながら、おとなとこどもが共に育み、創っていくスクール・コミュニティのようなカタチを目指します。

エディブルガーデンスクールを作るのが理想
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 エディブルというのは「食べられる」という意味で、学校の校庭を菜園にして農業を通じた総合学習をすることをエディブルガーデンスクールといいます。野菜作りを通して、畑の面積や容量を図ったりしながら算数を学び、生物を調べることで理科の授業ができたり、地域の住民が参加することで社会や歴史を学べたり、ガーデンを通じて総合学習ができるという考え方で、アメリカやオーストラリアでは広がりつつある活動です。サトノワの学習プログラムは、今後このエディブルガーデンスクールを参考にしていくことで計画しています。

里山拠点やシェアハウスの活動
都市農村交流の場を創る

 神戸市北区にある淡河地域は、神戸の都心から車で約30分と便利で、風情ある茅葺の古民家や田んぼが残る里山。神戸で食や農の活動をするならここしかないということで、2015年から古民家1軒を借りて、ファミリー層の週末農業、ママのサロン活用、シェアオフィスとしての活動などを計画しています。

 また、この古民家の近くにある鉄筋2階建ての空き家をシェアハウスにする計画も同時に進んでいます。地元の方にこの物件を紹介されて、何か良い活用方法はないか考えたところ、個室が3室あり、共有部分も取りやすかったのと、近くで今年から田んぼをしていたこともあり、シェア田んぼ付きのシェアハウスとしての活用方法を思い付きます。食や農に関心のある人達が学びあうコミュニティ空間になればと動き出しています。

現在抱える課題

 ムラノマの活動は2年目となりますが、現時点ではまだ大きな告知ができていません。土台が整うまでは、口コミなどで広げていました。今後、広報を効果的に、どのように行っていくかは課題となっています。また、常勤職員としてのメンバーもまだおらず、他で働きながら参加しているメンバーばかりなので、活動時間の捻出が難しいこともあります。事業として、まずはひとつの形を作っていきながら活動を進めていきたいということです。